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イクメンという言葉が嫌いだけど、日本中に浸透はしてほしい

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こんにちは!たーふじ(@tokaina_fujita)です。

僕はイクメンって言葉が嫌いです。でもイクメンという思想が日本全体に広がってほしいとも考えています。

イクメンに関して語ってみよう。今日はそんなお話。

「イクメン」って言葉の由来は?

イクメンはイケメンから派生した語である。イケメンとは魅力的であることを表す俗語「イケてる」と男性を表す英語「men」、ないし顔立ちを指す「面」の合成語で、マスメディアを通じて2000年代以降に若者言葉として普及した。イクメンの語は、この「イケメン」の肯定的な語感を踏襲し、「イケメン」の「イケ」を養育の「育」に置き換えた合成語である。マスメディアの主婦向け情報番組などが、子育てに熱心な男性を現代的でスタイリッシュな父親像として定位する意図で用いたことから普及した。

引用元:Wikipedia 

イケメンって言ってくれるのは嬉しいよ!

でも、イクメンだね、って言われても特に嬉しさとかはないです。むしろ嫌いな言葉です。

なんで?というその答えは下のほうで!

※続きはwebで!を無駄に意識

戦後日本に普及した「男は仕事、女は家事・育児」の思想

古来の日本、一次産業と呼ばれる農業、林業、漁業の時代は男女共に働いていたはずです。もちろん何らかの形で分担はされていたと思いますけど、それでも男女共に働くことが当たり前だったでしょう。

それが高度経済成長時、経済が好景気になり、収入が増え、女性が働かなくても暮らしていけるようになりました。これが核家族の一般化と「男は仕事、女は家事・育児」が浸透した理由だろう。そこから派生して、亭主関白、男尊女卑など、どうしても暮らしていくにあたりお金を稼ぐ男性が上位、という考えが少なからず生まれたのだろうと感じてます。

まさに団塊の世代である僕の父なんかは、「THE・昭和の人」なので、この思想だったんだろうなぁと、今振り返れば感じますね。時代というのがあるので、当時はこれが普通だったんでしょう。特に間違ってたとは思ってないです。当時であれば。

「男は仕事、女は家事・育児」の性別役割分業の崩壊

1990年代~2000年代に入ると、日本という国全体の価値はどんどん高まるものの、経済は急に冷え込み、賃金も低下し、次第に男だけでなく女も働かないといけなくなる、共働きが増加しました。男だけの稼ぎでは暮らしていくことが出来なくなったのです(全部が全部じゃないですよ)

我が家も共働きなので、まさに現代家庭です。

この時点で「男は仕事、女は家事・育児」の思想は崩壊しているのですが、日本、というより人間は何かを変えるということが大っ嫌いです。歴史を振り返っても何かを変える時は莫大なエネルギーを使って革命や反乱を起こして変えているので、そんな簡単にこの思想が変わるとは思えません。

まぁ、それでも昔は男がギラギラ(肉食男子)していて、最近は草食男子だ、ゆとりださとりだ言われてるので、この考え方自体は廃れていってるような気がしますが。

「女性の社会進出」、「イクメン」という男女思想の逆転

女性の社会進出は別に最近出来た言葉ってわけではないですけど・・・

女性の労働に関しては、男女雇用機会均等法改正からだいぶ社会進出が進んできた印象があります。特に子供がいて働いている女性、ワーキングマザーに対する社会の変わりっぷりは他国から見ればまだまだ遅いんでしょうが、変わってきたなぁと感じています。僕が今働いている会社でもワーキングマザー向けに色んな制度・支援もありますし、他の企業も積極的に活動を行ってます。

ただ、女性が働くということに関してはスムーズに移行できているにも関わらず、男性が家事・育児をすることは男の無駄なプライド、一世代前の亭主関白のような思想からか全然進んでいません。男が育休とれないのも社会がまだ受け入れてないからでしょう。

そして、この流れに歯止めをかけるべく、「イクメン」という言葉が誕生します。家事や育児をする男性を持ち上げて、世間一般的に肯定できるようにしていこうという流れですね。2010年には流行語にも選ばれ、国を挙げて推し進めてる感があります。

でも「イクメン」って言葉が嫌いな理由

それは、僕が家事・育児するパパって普通じゃない?と考えるからです。

確かに、産まれたばかりの子供がある程度大きくなるまで、家事・育児にかける時間はママが多いかもしれなけど、子供って主に夫婦で育てるものでしょ?(もちろん、色んな人の助けは必要ですよ)

家事・育児ってパパも出来る時は当たり前にやることじゃないんですかね?

だから別に「たーふじさん、イクメンだねー」とか「すごいねー」とか言われてもって感じだし、いやいや、ママの方が全然すごいし、感謝しかないよ、って返しちゃう。

※決して強がってるわけじゃないんだからね!

それでも、ママから見たら「家事・育児なんて全然してないし」とか思われてるかもしれませんので、そこは今後に期待ってことで・・・

あと、家事・育児をするうえで、出来るだけ「手伝う」って言ったり、表現することを避けるようにしてます。家事・育児を「手伝う」って、ママが主ってことになっちゃうので、対等な関係になく、自分がしないこと前提になってる気がするので。

※これも別に強がって男のプライド出してるとかじゃないんだからね!

まぁ、手伝うって言った方が話し方としてすんなりいくことも多いんですけどね・・・

国も「イクメン」推しをしてるから喝!だけど・・・

育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト

イケメンプロジェクトって知ってますか?今、厚生労働省が推進してる、「社会全体で、男性がもっと積極的に育児に関わることが出来る一大ムーブメントを巻き起こす」プロジェクトです。

国として「男が家事・育児に関わってない」という危機感から起こしたプロジェクトだと思うのですが、イクメンという言葉嫌いな僕個人としてはここまでしないとやっぱり時代って動かないんだな、と再認識してちょっと残念です。

僕も子供が産まれるまで分からなかったのですが、イクメンプロジェクトが発足して約6年。子持ちのパパがどれだけこのプロジェクトを知っているのか気になります(僕も知ってはいたけど、Twitterあるの知らなかったんでこの記事書きながらフォローしておきました)

このブログを見ているパパさん達が「えっ、そんなプロジェクト、日本でやってたの!?」とか思うようだったら、まだまだなんだろうなぁ、と感じてしまいます。

ただ、イクメンという言葉は嫌い。でも、もし、このプロジェクトに関わらず、日本全体で男性も家事・育児をすることが当たり前だ、という風潮になれば本当に嬉しいです。自分の子供が結婚する頃には変わってるといいなぁ・・・

まとめ

イクメンという言葉、好きですか?嫌いですか?それとも興味ないですか?

嫌いだけど、浸透してほしい、なかなか複雑な感情ではあるんですが、家事・育児をする男性、増えてほしいですね!そしてどんどんブログ作って、パパっぷりを日本中にアピールして欲しいです!

パパブロガーのみなさん、是非、盛り上げていきましょー!

 

ではまたっ!

 

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